スタンフォード大学 夜間授業 第3週目

まず夕方5時から教授と一緒に夕食を食べながら

デザイン思考的なワークショップに参加

粘土、モール、組立棒のようなものを利用

お題:家の中で使われる新商品を考える

例:犬用の自動餌食マシーン

35分で考え、そのあと一人1分でプレゼン

プレゼン内容については、機能(Function)を説明するのではなく

利益(Benefit)を伝えるようにと

 

それぞれ何がしか作り始めていた中で

悩んで作ったものがこれ

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<写真>右前が教授。ワイン飲みながらのワークショップ

 

そして1分間ピッチ

『鍵どこ?』『財布どこ?』と慌てることありますよね?

携帯なら誰かに電話してもらえたりするけれど、鍵や財布だとNG

ということで、鍵などをこの機械を通して名前をつけると

その名前を呼べば返事してくれて

家の中で失くしたのが見つかるという機械にしてみた

教授も、みなさんも欲しいという反応で、まずまずの出来か

 

他には、スライド式野外ポーチ用屋根(芝生で出来ている)や

自動クッキングマシーン、GPS付きの子ども靴など

特に面白かったのは、VRメガネ

旦那さんに物がどこにあるのかを誘導するとともに

プログラミングしておけば

家事のプロセスも入れて旦那さんを働かせることが可能

さらに言えば、旦那さんが細く見える設定や

奥さんがメイクしてるように見える設定もつけよう!

と皆で大盛り上がり。

男性が家事をしないのは、万国共通なのか?

 

7時になったので教室に戻り授業開始

しょっぱなから"Just Do It"のビデオで盛り上がる

youtu.bes

とにかくやってみること!というわけで先週教授から出たチャレンジが

"What have you done in the past week to drive your venture forward?"

自分のベンチャーを前進させるために先週何をしたか?

クラスの数名が答えた内容の一つは

電話で自分のビジネスアイデアを宣伝しようとしたが

全く答えてもらえなかった

でも学生であって、アドバイスをくださいと伝えると

たくさんの方が協力してくれたと

やはり人は頼られると断れないもんだから

とてもいい方法だと

 

そのあと幾つかの起業がなぜ失敗したのかについて検証

Pets.com:マーケティングにお金をかけすぎた

Tutorspree:Googleアルゴリズムが変更になったため

Homejoy:CAC>LTV 

 

続いてクラスでケーススタディをしているアイスクリームデリバリーの

企業名が"DashCream"に決定

ちなみに私の提案したCoolDashは2番手、9pmCreamも上位に食い込んだ

DoorDashに訴えられないかな?という懸念も出てきたが

ここはアメリカ

「名前何にしようか?と悩んでるうちにどんどん時間が過ぎるくらいなら

まず一旦決めてしまってスタートすることだ」と教授

生徒の一人が提供してくれた情報によると

登録したら2つほど名前を提案してくれるサイトがあると

Naming Matters

 

そもそもアイスクリームの市場は$80 billionでGMは35%

トレンドキーワードとしてはArtisanとHealthy

すでに配達を開始しているアイスクリームはスーパーのデリバリーに含まれる

流行りのArtisan系はSmitten、Tinpot、そしてSalt & Strawなど

このカテゴリーのどれにも属さないポジション=Artisanだけどデリバリー可能

1)独自の工場を作ってArtisanアイスを作り、パッケージも作り配達

2)既存のArtisanアイスクリーム企業に、アイスの解けない特別パッケージを開発し、

デリバリーしないか?というオファーを出す

の選択肢が出た

やはり結論は2)であり、Just Do Itに基づく

とにかくできることからやる

 

Price Elasticity:アイスクリームは値段差が大きい

いいストーリーがあれば顧客はそれを買う

例えばワインなどもそう

ご夫婦二人で1から育てた農場で。。。

などとウンチクを語れる商品には価値がつくと

 

そして何と言っても今の時代は

EXPERIENCE is the offering

 

今週のメインはBusiness Model Canvasを埋めていくこと

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リーンスタートアップがブレインストームするのに便利なツール

主にRisk Mitgation (リスク軽減)に利用

このキャンバスは日本でも浸透しているよう

 

これを完成したところ、まずパッケージエンジニアを雇って

アイスの解けないパッケージを作るところから始めようという結論に

ちなみにiphoneのパッケージはものすごく計算されていて

7秒ほどかかるようになっている

その理由は期待とストレスとの間の最適な時間だと

プレゼントを開けるワクワク感の演出とはさすが!

 

あとはEarly Adoptersにいかに広げるのか

誰に利用してもらうのか?

例えばFacebookはハーバード生からスタートし

Ivy Schoolが利用→その親が利用→マーケットが広がる

Post-itではFotune500社のうち数社の秘書に無料サンプルを配っていたことから

爆発的ヒットとなったなど

 

成長期前のThe Chasm(深い溝)をどう越えるのかが今後の課題である

 

クラスの最後に見たCrossing the Chasm In Consumer Markets: A Visual Example

youtu.be

 

授業で取り上げられた参考書は以下の通り

www.amazon.com

smile.amazon.com

 

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