スタンフォード大学 夜間授業 第5週目
第5週目はファンディングについてがメイン
Debt Capital (借入資本)とEquity Capital (自己資本)
Angel Capital (エンジェル投資)とVenture Capital (ベンチャー投資)
ファイナンス面から見た法的構造について(LLC, S-Corp, C-Corp)
その前に前回作ったキャンバスが編集されたものがアップデートされていて
軽く復習
このキャンバスから実際に事業を始めるのは非常に難しいものの
教授が今までの経験上アイデアステージからローンチステージまで持ってくるのに
利用していたとのこと
ポストイットを利用して、どんどんアップデートする
大切なのは戦略をビジュアライズすること
そしてこれ以外に大切なこと9つ!
*今週やるべく重要な3つのこと
素晴らしい起業家は朝起きたら今日は何をするべきか!と考える
そのうちトップ3を書き出して、毎回アップデートする
*雑用
雑用はどうしても後回しにしがち
なのでこちらも書き出して終わらせていくこと
*コーヒーを飲む
10人ほどの知人、友人、上司などとコーヒーを飲んで
意見を真摯に聞くこと
*経済モデル
キャンバス内にあるコスト部分、もしくは収入部分のみならず
製造、配達、価値の上昇など全てを網羅しておくこと
*ユニットエコノミクス
スケールするために必要な
CAC(顧客獲得コスト)とLTV(顧客生涯価値)を理解しておくこと
*MVP's (Minimum Viable Product)
商品やサービスを小規模なグループにテストして
フィードバックをもらって更に良いものにしていく
何をそこから学び、どう需要に応えることができるのか
*実験
最小のテストで最大の効果を得るために必要なことを考える
MVPに対して、更に小さいスケールで今週できることは何か
例えば今回でいえばFBに2種類の広告を打ってみて
どちらがライクをされるのか?など
『夜9時のアイスクリーム』もしくは『オーガニックアイス』
*資金需要
金銭的マイルストーンとユーザー数目的、またBEPを知っておくこと
*検証
最初に作ったキャンバスは仮説によるもの
その内容を検証しどんどんアップデートしてゆく
クラス内のアイスクリームスタートアップは
とうとうWeb Siteも作ってしまった
これって授業の課題で作られたって分からないまま
実際に作ってしまうあたり本当に本格的
そしてこちらはFB
Legal Structures for Business
ビジネスにおける法的構造の種類について
- Sole Proprietorship 個人事業主
- Partnership 合名会社
- Limited Liability Company (LLC) 合同会社
- Corporation (C-Corp) 株式会社
- Subchapter S Corporation (S-Corp) S−法人
- Tax-Exempt Corporation (501(c)3) 非課税団体
- B-Corp (Benefit Corporation) ベネフィットコーポレーション
それぞれメリットもデメリットもある
税制上、個人責任、オーナーシップが大きな違いとなってくる
What's the deal with Delaware?
ここでF500の殆どの企業が法人化する
スピードも早く税制的にも優遇される
VCによってはこの地で法人化を要求してくることが多いとか
数万円で起業できる
そして必要なのは全ての手続きを自分でやるのか弁護士に頼むのか
自分でやれば$1,000ほどで弁護士だと$5,000
自分でできるフォームを出しているサービス
自分の事業にあった形の法人化を目指すべきで
いますぐVCから資金を受けたければデラウェアで法人化
そして資金が潤沢にあるのであれば弁護士を雇うといい
参考サイト
ではいつ法人化するのがいいのか?
ローンが始まった時なのか?
ウェブサイトができた時なのか?
『責任』が発生する時点で法人化をするべきであると
今日の授業は久しぶりに授業といった感じ
MBAホルダーが半数以上のクラスだったので
殆どの人はこの内容について理解していた
ただ、構造を知っていても、いざ起業するとなると
どの方法がいいのか迷うという意見が多く
次回の日曜日ビデオセッションは
個別相談会に決定